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抗凝固剤を中止できない方の入院してヘパリン置換による甲状腺穿刺細胞診[甲状腺 専門医 橋本病 バセドウ病 エコー検査 長崎甲状腺クリニック(大阪)]

高次病院連携/検査センター  甲状腺専門医 橋本病 バセドウ病 長崎甲状腺クリニック(大阪)

長崎甲状腺クリニック(大阪)で継続して甲状腺腫瘍をフォローする方に限り、提携する大学病院に紹介状を書きます(他院との掛け持ち、お断り)。提携する大学病院への紹介状だけが目的の受診は、固くお断りします。

以下のヘパリン置換の具体的な方法は、長崎甲状腺クリニック(大阪)が、提携する大学病院 内分泌内科の主治医に提案する方法で、主治医の判断により変更されます。

抗凝固剤を中止できない方の入院してヘパリン置換による甲状腺穿刺細胞診

甲状腺・動脈硬化・内分泌代謝に御用の方は 甲状腺編    動脈硬化編   内分泌代謝(副甲状腺/副腎/下垂体/妊娠・不妊等   をクリックください

Summary

甲状腺穿刺細胞診が必要だが、抗凝固剤(ワーファリン)、抗血小板薬(クロピドグレル、チクロピジン、アスピリン、シロスタゾール)を中止できない方は、長崎甲状腺クリニック(大阪)が提携する大学病院 内分泌内科に入院して、ヘパリン置換で行う。心臓弁膜症を伴う心房細動、心臓弁膜症を伴う心房細動、僧帽部位の機械弁、人工弁設置、血栓塞栓症イベントの既往など、中止により血栓症の発症が危惧される方。抗凝固剤、抗血小板薬中止後ヘパリン置換、APTT,INR,血算(ヘパリン起因性血小板減少症(HIT)に注意)を頻回に測定、甲状腺穿刺後ヘパリン再開。抗血小板剤を再開後ヘパリンを中止。

Keywords

抗凝固剤,ワーファリン,抗血小板薬,クロピドグレル,チクロピジン,アスピリン,シロスタゾール,中止,ヘパリン置換,甲状腺,穿刺細胞診

穿刺時出血

甲状腺は血管が多く、血流が豊富です。甲状腺穿刺吸引細胞診は、甲状腺に直接、針を刺すため、穿刺時、あるいは穿刺後出血で、最悪、気道閉塞により窒息に至ります(Am J Otolaryngol 2005;26:398―399)(Laryngoscope 2006;116:154―156)(穿刺時出血)。そう頻繁に、起こりませんが、飛行機事故と同じで、起これば大惨事になります。

血を止まり難くする抗凝固剤を飲んだ状態で行うのは、危険極まりない事です。可能なら、抗凝固剤を中止した状態で甲状腺穿刺吸引細胞診行うのが安全ですが、心臓等の病気によっては中止出来ない事もあります。

抗凝固剤を中止できない方

どうしても甲状腺穿刺細胞診が必要だが、抗凝固剤を中止できない方は、提携する大学病院 内分泌内科に入院して、ヘパリン置換による甲状腺穿刺細胞診をしていただきます。抗凝固剤を中止できない方は、

  1. 心臓弁膜症を伴う心房細動、僧帽部位の機械弁、人工弁設置(大動脈弁、僧帽弁)
  2. 血栓塞栓症イベントの既往
  3. 冠動脈疾患;ベアメタルステント留置後1ヶ月以内(BMS)、薬剤溶出ステント留置後6ヶ月以内 (DES)、冠動脈バルーン形成術後14日以内(POBA)、薬剤コーティングバルーン形成術後3ヶ月以内(DCB)
  4. 脳血管障害;症候性頸動脈・頭蓋内動脈狭窄、非ラクナ脳梗塞既往、頸動脈・頭蓋内ステント留置後3ヶ月以内
  5. 大動脈末梢血管障害;PTA後3ヶ月以内(下腿)、薬剤溶出ステント留置後3ヶ月以内(浅大腿動脈)、下腿・足部動脈バイパス後
  6. 静脈血栓塞栓症(VTE);静脈血栓塞栓症(VTE)発症後3~12ヶ月、静脈血栓塞栓症(VTE)再発例、癌治療後6ヶ月以内、血栓形成傾向あり(プロテインS・プロテインC・アンチトロンビン欠損症抗リン脂質抗体症候群など)

など、中止により血栓症の発症が危惧される方です。中止基準は独立行政法人国立病院機構  九州医療センター のマニュアルを参考にしています。

方法は、名古屋大学医学部附属病院 抗血栓薬ワーキンググループが公表したものを参考にしています。(抗血栓療法中の患者に対し、名古屋大学医学部附属病院において検査・処置・手術を行う際の抗凝固薬・抗血小板薬の院内取扱い規約-2008 年ダイジェスト版)

ワーファリン、または新規抗凝固薬(NOAC) 服用中の場合

  1. ワーファリン、または新規抗凝固薬(NOAC) 3-4 日中止
  2. 中止翌日よりヘパリン置換:未分画ヘパリン(ノボ・ヘパリン)200U/kg/24h を持続静注。
    APTT, INR の観察を頻回に行い、ヘパリン起因性血小板減少症(HIT)の発症に留意して血算のチェックを十分に行う。(通常24 時間以内には安定したAPTT の延長効果、INRはヘパリンの影響を受けないため<1.2-1.5 )
  3. ノボ・ヘパリン点滴は処置3 時間前に中止。または直前に硫酸プロタミンで中和。
  4. 甲状腺穿刺後出血があり得ると仮定し、甲状腺穿刺後約10-12 時間後よりヘパリンを同量で再開。
  5. 経口摂取開始後ワーファリン再開
  6. 再開1-2 日後ヘパリンを中止。
  7. ワーファリン再開5 日目以降至適INR 回復の確認を行う(新規抗凝固薬(NOAC)は不要)

新規抗凝固薬(NOAC) 

新規抗凝固薬(NOAC) は、

  1. トロンビン直接阻害薬;ダビガトラン(プラザキサ®)
  2. 第Xa因子阻害剤;リバーロキサバン(イグザレルト®)・アピキサバン(エリキュース®)・エドキサバン(リクシアナ®)

詳細は、抗凝固剤 を御覧ください。

抗血小板薬(クロピドグレル、チクロピジン、アスピリン、シロスタゾール)服用中の場合

抗血小板薬(クロピドグレル、チクロピジン、アスピリン、シロスタゾール)服用中の場合

  1. 甲状腺穿刺細胞診14日前クロピドグレルを中止
    7日前チクロピジン、アスピリンを中止
    3 日前にシロスタゾールを中止
  2. 甲状腺穿刺細胞診4-5 日前よりヘパリン置換:未分画ヘパリン(ノボ・ヘパリン)200U/kg/24h を持続静注。
    APTT, INR の観察を頻回に行い、ヘパリン起因性血小板減少症(HIT)の発症に留意して血算のチェックを十分に行う。(通常24 時間以内には安定したAPTT の延長効果、INRはヘパリンの影響を受けないため<1.2-1.5 )
  3. ノボ・ヘパリン点滴は処置3 時間前に中止。または直前に硫酸プロタミンで中和。
  4. 甲状腺穿刺後出血があり得ると仮定し、甲状腺穿刺後約10-12 時間後よりヘパリンを同量で再開。
  5. 経口摂取開始後抗血小板剤を再開、再開3-4 日後ヘパリンを中止
 
長崎甲状腺クリニック(大阪) ゆるキャラ 甲Joう君
長崎甲状腺クリニック(大阪) ゆるキャラ Jo

最後までお付き合いいただき、誠にありがとうございました。

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長崎甲状腺クリニック(大阪)は甲状腺(橋本病,バセドウ病,甲状腺エコー等)専門医・動脈硬化・内分泌の大阪府大阪市東住吉区のクリニック。平野区,住吉区,阿倍野区,住之江区,松原市,堺市,羽曳野市,八尾市,天王寺区,東大阪市,生野区,浪速区も近く。

長崎甲状腺クリニック(大阪)

甲状腺(橋本病,バセドウ病,甲状腺エコー等)専門医・動脈硬化・内分泌・糖尿病の長崎クリニック(大阪市東住吉区)(近く に平野区、住吉区、阿倍野区、松原市)
長崎甲状腺クリニック(大阪)は甲状腺専門医[橋本病,バセドウ病,甲状腺超音波(エコー)検査等]の大阪市東住吉区にある甲状腺専門クリニック。平野区,住吉区,阿倍野区,住之江区,松原市,堺市,羽曳野市,八尾市,東大阪市近く

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