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2019.03.30

大豆で甲状腺機能低下症になるは大うそ(大豆と甲状腺)

大豆で甲状腺機能低下症になるは大うそ(大豆と甲状腺)

甲状腺(橋本病,バセドウ病,甲状腺エコー等)・動脈硬化内分泌代謝 専門の長崎甲状腺クリニック(大阪)からのお知らせです。甲状腺専門医として甲状腺機能低下症,橋本病,甲状腺機能亢進症,バセドウ病,内分泌などのホットな話題をお届けします。

大豆と甲状腺は、深い関係があります。しかし、大豆製品を食べて甲状腺機能が低下するのは大うそです。

筆者が思うに、デマの原因は以下の通りです。

豆乳・豆腐・納豆・大豆製品は、最も強力に甲状腺ホルモン剤、チラーヂンSの腸からの吸収を妨げます(最大40%)。甲状腺機能低下症で、チラーヂンSを飲んでいる人が、大豆製品を食べ出せば(特に、大豆製品を食べた直後にチラーヂンSを飲めば)、血液中の甲状腺ホルモン濃度が下がり、まるで、「大豆製品が直接、甲状腺を障害し、甲状腺ホルモンが低下した」様な錯覚を起こさせます。(チラーヂンS錠が下痢/食事/薬で吸収されない?

これが、伝言ゲームの様に、人から人へと伝わるうちに、「大豆製品が甲状腺に悪い」と言う嘘八百になったのでしょう。

それ以外に、別ルートのデマもあります。ゴイトロゲンと言うものです。

甲状腺を腫れさせる物質をゴイトロゲンと言いますが、大豆も含まれます。しかし、ゴイトロゲンが、人間の甲状腺を腫れさせたり、甲状腺機能低下症をおこしたりと言う臨床報告は存在しません(動物実験のみの話です)。長年、日本甲状腺学会に出席していますが、そのような報告は1例もありません。(ゴイトロゲン(甲状腺を腫れさせる食物)

これにより、「大豆製品だけでなく、ブロッコリー、キャベツまでもが甲状腺に悪い」と、デマに拍車が掛かります。

しながら、「大豆製品が甲状腺に悪い」真実が1つだけあります。それは、大豆アレルギーのある甲状腺機能亢進症/バセドウ病の人です。アレルギーは甲状腺機能亢進症/バセドウ病の増悪・再発の3大原因の1つです。大豆アレルギーがあるのに、大豆製品を好んで食べる甲状腺機能亢進症/バセドウ病の人は、抗甲状腺薬(メルカゾール、プロパジール、チウラジール)の効きが悪く、再発を繰り返します。(甲状腺とアレルギー性鼻炎・アトピー性皮膚炎・好酸球増多症・アナフィラキシー

大豆アレルギーは、大豆製品を食べて発症し、含まれるGly m 4と言うタンパク質が原因と言われます。Gly m 4は加熱や発酵すると活性を失うため、味噌や納豆などではアレルギー反応がほとんど起こりません。一方、豆乳や湯葉では強いアレルギー症状が起こります。医療機関で、大豆アレルギーの血液検査(大豆IgE RAST)は、偽陰性が多くあてにはなりません。Gly m 4 (大豆由来)(FEIA法)の方が良い。

以上から、

  1. 大豆アレルギーのある甲状腺機能亢進症/バセドウ病の人
  2. 甲状腺ホルモン剤、チラーヂンSを飲んでいる甲状腺機能低下症の人

を除けば、「大豆製品が甲状腺に悪い」はデタラメなのです。

今日は「大豆で甲状腺機能低下症になるは大うそ(大豆と甲状腺)」の話でした。

(写真 大塚製薬HPより)

文責:長崎甲状腺クリニック(大阪)院長 日本甲状腺学会認定専門医 長崎俊樹

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