降下性壊死性縦隔炎,急性化膿性甲状腺炎に至らない下咽頭梨状窩瘻の感染[橋本病 バセドウ病 甲状腺超音波(エコー)検査 長崎甲状腺クリニック 大阪]
甲状腺:専門の検査/治療/知見① 橋本病 バセドウ病 甲状腺エコー 長崎甲状腺クリニック大阪
甲状腺専門の長崎甲状腺クリニック(大阪府大阪市東住吉区)院長が海外(Pub Med)・国内論文に眼を通して得た知見、院長自身が大阪市立大学(現、大阪公立大学) 代謝内分泌内科で得た知識・経験・行った研究、日本甲状腺学会 年次学術集会で入手した知見です。
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Summary
降下性壊死性縦隔炎とは、歯科治療・扁桃腺炎などによる頚部の深部感染症が、縦隔まで下りてくる病態。発熱・強烈な頚部痛があるものの喉頭ファイバーは異常なし。甲状腺周囲に膿瘍形成することも。亜急性甲状腺炎や急性化膿性甲状腺炎と鑑別[甲状腺超音波エコー検査にて否定]。MRI/CTにて診断可能。胸膜炎や膿胸も来す。敗血症による死亡率高く、早期に縦隔ドレナージ(排膿)。亜急性甲状腺炎と誤診し、ステロイド投与すれば敗血症が増悪。下咽頭梨状窩瘻が甲状腺内でなく、甲状腺周囲に開口している場合、急性化膿性甲状腺炎に至らない。
Keywords
降下性壊死性縦隔炎,甲状腺周囲,MRI,診断,縦隔ドレナージ,敗血症,下咽頭梨状窩瘻
降下性壊死性縦隔炎とは、歯科治療・扁桃腺炎などによる頚部の深部感染症が、筋膜の間隙をつたい、縦隔まで下りてくる病態です[Surg Gynecol Obstet (1983) 157 : 545-552]。
降下性壊死性縦隔炎は、発熱・強烈な頚部痛があるものの、深部感染症なので、耳鼻咽喉科で喉頭ファイバー(カメラ)をしても異常なく、亜急性甲状腺炎のようです。もちろん、甲状腺超音波(エコー)検査をすれば、亜急性甲状腺炎でないことは直ちに診断できます。降下性壊死性縦隔炎は、MRI/CTにて診断可能です。
歯科治療・扁桃腺炎などによる頚部の深部感染症が、降下の途上で甲状腺周囲に膿瘍形成する降下性壊死性縦隔炎もあります。甲状腺の場所に痛みがおこるため亜急性甲状腺炎や急性化膿性甲状腺炎と鑑別せねばなりません[甲状腺超音波(エコー)検査にて否定]。甲状腺以外の場所にも痛みがおこるため、広範囲な急性化膿性甲状腺炎との鑑別が難しくなります。
急性化膿性甲状腺炎→深頸部膿瘍→降下性壊死性縦隔炎→胸膜炎(縦隔側壁側胸膜へ感染が波及した場合)→膿胸(胸膜炎が膿になった状態)に至ることもあります。〔糖尿病52(7):569∼573, 2009〕。
降下性壊死性縦隔炎では、敗血症による死亡率が高く、早期に診断して、縦隔ドレナージ(排膿)する必要があります。
ろくに頸部超音波(エコー)検査もせずに、亜急性甲状腺炎と誤診し、ステロイド投与すれば敗血症を増悪させ大変なことになります。長崎甲状腺クリニック(大阪)では、甲状腺専門医の院長自らが、その場で甲状腺超音波(エコー)検査するため、そのような事に絶対なりません。
急性化膿性甲状腺炎に至らない下咽頭梨状窩瘻の感染もあります。下咽頭梨状窩瘻が甲状腺内でなく、甲状腺周囲に開口している場合に起こります。
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長崎甲状腺クリニック(大阪)とは
長崎甲状腺クリニック(大阪)は日本甲状腺学会認定 甲状腺専門医[橋本病,バセドウ病,甲状腺超音波(エコー)検査など]による甲状腺専門クリニック。大阪府大阪市東住吉区にあります。平野区,住吉区,阿倍野区,住之江区,松原市,堺市,羽曳野市,八尾市,天王寺区,東大阪市,生野区,浪速区も近く。






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