大阪府内の医療機関との連携 [日本甲状腺学会認定 甲状腺専門医 橋本病 バセドウ病 甲状腺超音波(エコー)検査 内分泌 長崎甲状腺クリニック(大阪)]
大阪府内の医療連携[甲状腺 橋本病 バセドウ病 甲状腺エコー 長崎甲状腺クリニック大阪]
地元、大阪志向!大阪府内のネットワーク
※他府県の病院とは提携しておりません。御了承ください。
Summary
日本甲状腺学会認定 甲状腺専門医 橋本病 バセドウ病 甲状腺超音波(エコー)検査 内分泌の長崎甲状腺クリニック(大阪)の大阪府内の連携医療機関。大阪市立大学医学部附属病院、大阪急性期総合医療センター、大阪警察病院、大野記念病院、東住吉森本病院などと提携。内分泌負荷試験,甲状腺外科,頭頚部外科,アイソトープ(放射性同位元素)検査,CT/MRI,TSH不適切分泌症候群(SITSH)遺伝子検査などを依頼。産婦人科や不妊治療クリニックなど他科とも連携。
Keywords
甲状腺,長崎甲状腺クリニック,大阪,甲状腺癌,大阪警察病院,甲状腺腫瘍,甲状腺ホルモン,大阪市立大学,大阪急性期総合医療センター,バセドウ病,シンチグラフィー
提携先医療機関
総合病院
- 大阪市立大学医学部附属病院(内分泌内科、耳鼻咽喉科)
- 大阪急性期総合医療センター(大阪府立急性期総合医療センター)(耳鼻咽喉科・頭頚部外科、免疫リウマチ科など)
- 大阪警察病院 (内分泌外科、ER・救命救急科、血液内科)
- 大野記念病院(甲状腺・内分泌センター)
- 東住吉森本病院(救急総合診療センター、放射線科など)
※阪大病院(大阪大学病院)、他府県の病院とは提携しておりません。御了承ください。
提携産婦人科
- 岡本クリニック(大阪市 住吉区 長居東)
不妊治療専門クリニック
長崎甲状腺クリニック(大阪)では、不妊治療中の女性の甲状腺管理を行っています。適切な甲状腺管理が無ければ、いくら良い不妊治療をしても、成功率は低下します。
不妊治療専門医は、甲状腺に関心のある医師、関心の無い医師、両極端です。(不妊治療専門クリニックを選ぶなら、甲状腺に関心のある所を選んでください!!)
長崎甲状腺クリニック(大阪)と提携している不妊治療専門の岡本クリニック(大阪市 住吉区 長居東)は、不妊治療における甲状腺の重要性を知っておられる数少ない医療機関です。
産婦人科
産婦人科を選ぶなら、甲状腺に関心のある所を選んでください!!長崎甲状腺クリニック(大阪)には、産婦人科、不妊治療専門クリニックから甲状腺の治療管理依頼で絶えず患者さんが紹介されてきます。産婦人科は、甲状腺に関心のある医師、関心の無い医師が両極端です。
甲状腺に関心の無い産婦人科で治療を続けて悲劇に至った例があります。筆者が経験した実例を挙げると、
- 甲状腺機能低下症が不妊の原因なのに5年以上、延々と体外受精(IVF)を続け、結局、妊娠しない、流産、不育症で胎児死亡を繰り返しておられました。患者さん自身がネットで調べ、甲状腺機能低下症/橋本病が不妊の原因を少なからず占めるのを知り、長崎甲状腺クリニック(大阪)を受診されました。無意味な数年間で、卵子は経年劣化し、今更、甲状腺ホルモン剤(チラーヂン)を投与しTSH<2.5にしても妊娠しにくくなっています(卵子自体がダメになってはどうしようもない)。
- よく言われる事ですが、甲状腺機能亢進症/バセドウ病を更年期障害(更年期症候群)と誤認し、数年間、女性ホルモンを投与する(もちろん、良くなりません)
内分泌負荷試験
下垂体機能低下症、クッシング症候群、原発性アルドステロン症、尿崩症の確定診断に必要な負荷試験は大阪市立大学病院 代謝内分泌内科に短期入院して行います。[ただし、カプトプリル負荷試験、デキサメサゾン1mg抑制試験は長崎甲状腺クリニック(大阪)で可能です]
甲状腺の手術は、外科医の技術・経験に歴然とした差があります。術後の傷口にしても、手術した事さえ判らない位見事なものもあれば、明らかに未熟な術者によるものもあります。長崎甲状腺クリニック(大阪)は、
- 大野記念病院 内分泌外科。(大阪市大 内分泌外科の野田 諭先生が赴任されました)
- 大阪急性期総合医療センターの耳鼻咽喉科・頭頚部外科 宇野 敦彦先生、山本 佳史先生に依頼しています。お二人とも、素晴らしい技術の持ち主です。
- 大阪警察病院 内分泌外科の鳥 正幸先生とも提携を開始しました。甲状腺内視鏡手術の高度な技術をもっておられ、大阪警察病院との提携は、長崎甲状腺クリニック(大阪)にとっても大きな収穫です。
- 大阪市立大学医学部附属病院 耳鼻咽喉科。
大阪府立急性期総合医療センター 耳鼻咽喉科・頭頚部外科と甲状腺機能亢進症/バセドウ病の131-I放射線(アイソトープ)治療で連携開始します。耳鼻咽喉科・頭頚部外科部長の宇野先生に確認したところ、
- 抗甲状腺薬の中止を131-I投与の5日前に設定されている点
- 131-I投与2日後に抗甲状腺薬を再開する点
- 131-I治療後 甲状腺クリーゼをおこしてはならないと認識している点
が長崎甲状腺クリニック(大阪)の治療方針と一致しました。日本甲状腺学会のバセドウ病治療ガイドラインを忠実に実行されていることを知り、安堵いたしました。また、耳鼻咽喉・頭頚部外科チームのNo.2の山本佳史先生とも電話で直接お話し、信頼に足る科だと確信いたしました。
123-I シンチグラフィー, 99mTc(テクネチウム)シンチグラフィー
123-I シンチグラフィー, 99mTc(テクネチウム)シンチグラフィーは
- バセドウ病の診断、バセドウ病、無痛性甲状腺炎との鑑別
- 123-I シンチグラフィーのみ機能性結節[プラウマー病、中毒性多結節性甲状腺腫]の診断
- NIS遺伝子異常の診断:99mTcは唾液腺のNIS(Na-Iシンポーター;ヨードを細胞内に取り込むタンパク)にも取り込まれます。先天性甲状腺機能低下症の一つNIS遺伝子異常では、甲状腺・唾液腺両方に99mTcは取り込まれません。
- 甲状腺分化癌(乳頭癌・濾胞癌)転移の診断に有用です。
99mTc(テクネチウム)シンチグラフィーはヨード制限不要です。短期間でできますが、高価です。
99mTcはI-と同じ機構により甲状腺に取り込まれますが、甲状腺ホルモン合成に関与しないため、甲状腺機能(ホルモン合成能)評価と言うより、血流(取り込み能)評価です。
99mTcO4-もI-と同じ機構により甲状腺に取り込まれるため、多量のヨード摂取[バセドウ病でのKI(ヨウ化カリウム)一日30mg投与、あるいは乾燥コンブ一日16g摂取]で甲状腺への取り込みが阻害され、バセドウ病を無痛性甲状腺炎と間違える可能性があります(偽陰性)。(ヨード中止後取り込みが回復、KI(ヨウ化カリウム)中止後1か月で、海藻類過剰摂取なら10日程で)。(第57回 日本甲状腺学会 P1-045 海藻類の大量摂取のためテクネシウム甲状腺摂取率が低値となったバセドウ病の1 例)
それ以外のシンチグラフィー
- I-123 MIBGシンチグラフィー:甲状腺髄様癌の転移の有無の診断。褐色細胞腫の診断。両者が併発する多発性内分泌腫瘍症2型[Multiple Endocrine Neoplasia type 2、略してMEN (メン) 2型]では、一石二鳥。
- 99mTc(テクネチウム)骨シンチグラフィー:アイソトープが、骨代謝が盛んなところに集まります。甲状腺髄様癌の骨転移の有無の診断に有用。X線検査よりも早期に発見できます。
- PET-FDG:
悪性リンパ腫(甲状腺原発悪性リンパ腫:甲状腺内のリンパ球が癌化したもの)の病期(進行度)分類[Ann Arbor分類]に必要です。
I123シンチグラフィーで検出できない甲状腺分化癌(乳頭癌・濾胞癌)転移の診断に有用です。
溶骨性骨転移位の診断能は99mTc(テクネチウム)骨シンチグラフィーと同等。造骨性骨転移位の診断能は劣ります。
甲状腺癌の転移で最も多いのは肺転移です。胸部単純レントゲンのみでは発見できない事も多く、肺CTを提携する東住吉森本病院の放射線科に予約依頼しています。また、バセドウ病・橋本病の自己免疫性甲状腺疾患には、自己免疫性肺炎である間質性肺炎を合併する事があり、肺CTが有用です。また、縦隔内甲状腺腫の気管食道圧排の評価にも有用です。
詳しくは、
脳MRI
脳MRI; 甲状腺癌は脳転移も起こします。TSH不適切分泌症候群(SITSH)を起こすTSH産生下垂体腺腫、機能性/非機能性下垂体腺腫には造影ダイナミックMRIが有用です。甲状腺機能低下症/潜在性甲状腺機能低下症、糖尿病では脳動脈硬化が進み、無症候性脳梗塞(ラクナ梗塞)が起こっている事があります。脳MRIを提携する東住吉森本病院の放射線科に予約依頼しています。
眼窩MRI
眼窩MRI; バセドウ眼症の診断・鑑別に必要です。長崎甲状腺クリニック(大阪)と提携する東住吉森本病院の放射線科に予約依頼しています。
詳しくは、 甲状腺眼症:バセドウ病眼症・橋本病眼症 を御覧ください。
依頼手続きが複雑化したため、当院からの依頼は中止しております。
甲状腺ホルモン不応症はβ型甲状腺ホルモン受容体(TRβ)の遺伝子異常。TRβの遺伝子変異を調べる検査を国立病院京都医療センターへ依頼。ただし、甲状腺ホルモン不応症の15%は、TRβ遺伝子に変異を認めず、受容体に結合するコファクター(転写共役因子)の異常が疑われていますが、まだ証明されていません。
TRβの遺伝子変異を調べる検査を
①京都医療センター(国立病院機構)
②群馬大学 病態制御内科学(日本甲状腺学会誌にて公示)
③名古屋大学 環境医学研究所(日本甲状腺学会誌にて公示)
へ依頼。
TSH不適切分泌症候群(SITSH)診断のアルゴリズムでは、早期に行うよう推奨されています。
報告されているTRβの遺伝子変異
Met310Val(hetero)
I250F(exon8)(新規変異)(第55回 日本甲状腺学会 P1-07-10 甲状腺ホルモン受容体β遺伝子に新規の変異を検出した甲状腺ホルモン不応症兄妹例)
Y321C(exon9)(新規変異)(第55回 日本甲状腺学会 P1-07-09 甲状腺ホルモン受容体β遺伝子の新規変異を認めた甲状腺ホルモン不応症の1例)
詳細は 甲状腺ホルモン不応症(レフェトフ症候群) を御覧ください。

最後までお付き合いいただき、誠にありがとうございました。
甲状腺関連の上記以外の検査・治療 長崎甲状腺クリニック(大阪)
長崎甲状腺クリニック(大阪)とは
長崎甲状腺クリニック(大阪)は日本甲状腺学会認定 甲状腺専門医[橋本病,バセドウ病,甲状腺超音波(エコー)検査など]による甲状腺専門クリニック。大阪府大阪市東住吉区にあります。平野区,住吉区,阿倍野区,住之江区,松原市,堺市,羽曳野市,八尾市,天王寺区,東大阪市,生野区,浪速区も近く。