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甲状腺のう胞と思っても副甲状腺のう胞・異所性甲状腺?正中頸のう胞 [甲状腺 専門医 橋本病 バセドウ病 動脈硬化 甲状腺エコーの長崎クリニック(大阪)]

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正中頸のう胞 超音波(エコー)画像

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Summary

甲状腺のう胞と鑑別が必要な副甲状腺のう胞は、①血中副甲状腺ホルモン値が上昇しない非機能性副甲状腺のう胞②副甲状腺ホルモンが過剰に分泌される機能性副甲状腺のう胞があり、発生や治療法が異なります。側頸嚢胞は、管が外耳道,口蓋扁桃,皮膚に開いていることあります。異所性甲状腺の一つ正中頸のう胞は甲状腺乳頭癌が発生。

甲状腺のう胞と思っても実は副甲状腺のう胞

副甲状腺内に水溜まりができたものを、副甲状腺のう胞と呼びます。副甲状腺のう胞には、

  1. 血中副甲状腺ホルモン値の上昇を示さない非機能性副甲状腺のう胞
  2. 副甲状腺ホルモンが過剰に分泌される機能性副甲状腺のう胞

があり、それぞれ発生や治療法が異なります。

非機能性副甲状腺のう胞

そもそも副甲状腺は、胎生期に魚のえらに相当する鰓嚢が下垂し、甲状腺の背面に位置するものです。その下垂過程で管が残り非機能性副甲状腺のう胞になります。ほとんど症状はありません。内容液を穿刺・吸引し、内容液の副甲状腺ホルモン(インタクトPTH)、カルシウム濃度を測定すると診断が付き、かつそれが治療になります。

甲状腺内部にできる非機能性副甲状腺のう胞では、甲状腺のう胞との鑑別が難しい場合もあります。

機能性副甲状腺のう胞

副甲状腺腺腫、副甲状腺癌、副甲状腺過形成内部で組織の変性が起こり、嚢胞形成したものです。副甲状腺ホルモン(PTH)過剰産生から高カルシウム血症をおこします。副甲状腺機能亢進症

FNA-PTH

副甲状腺のう胞が疑われる場合、甲状腺のう胞と鑑別が難しい場合、のう胞を穿刺しのう胞液を採取します。(FNA-PTH)

  1. 副甲状腺のう胞なら透明でサラサラの液が抜けます(甲状腺のう胞は黄色い粘調な液)
  2. のう胞液中の副甲状腺ホルモン(PTH)を測定します(FNA-PTH)

測定する副甲状腺ホルモン(PTH)はインタクトPTHとホールPTHがありますが、隈病院の工藤先生によるとホールPTHの方が正確に副甲状腺のう胞を診断できるとの事です。

副甲状腺のう胞(超音波エコー画像)

(下左:隈病院 第9回神戸甲状腺診断セミナーより提供、下右:第15回隈病院甲状腺研究会より提供)

機能性副甲状腺のう胞にFNA-PTHは行わない方が良い

機能性副甲状腺のう胞にFNA-PTH行うと、高カルシウム(Ca)クリーゼおこす危険があるため、よほど診断が付かない場合以外は、止めた方が良いです。(第54回 日本甲状腺学会 P106 甲状腺嚢胞との鑑別が困難であった機能性副甲状腺嚢胞の一例)

副甲状腺のう胞 病理組織

副甲状腺のう胞 病理組織

副甲状腺のう胞 病理組織;非腫瘍性の副甲状腺細胞が単層に並んでいます。(写真:隈病院 第10回神戸甲状腺診断セミナーより提供)

側頸嚢胞のことも・・・

側

側頸嚢胞とは、胎生期のえらの名残、鰓溝(さいこう)が残り、頸部に嚢胞ができたものです。溝のため嚢胞につながる管が外耳道や口蓋扁桃、下咽頭、皮膚表面に開いていることがあります。

穿刺液は濁っていて(下中)、扁平上皮を多数認めます(下右:褐色の細胞)。

手術による切除が必要です。嚢胞の頻回の穿刺(せんし)(針で刺すこと)排液は細菌感染の可能性を高め、また、根治治療になりません。手術は、のどなどにつながる管を含めた嚢胞の完全摘出です。

(下写真:隈病院 第9回神戸甲状腺診断セミナーより提供)

異所性甲状腺

正中頸のう胞

正中頸のう胞とは

正中頸嚢胞は甲状腺中葉が下方に移動する過程の甲状舌管遺残です。多くは舌骨部に発生、若年者が多いです。良性と考えられがちな正中頸嚢胞(甲状舌管嚢胞)の1~2%に癌が発生します。正中頸嚢胞癌は甲状腺組織を発生母地にするため甲状腺乳頭癌が84%を占めます。

正中頸のう胞の超音波(エコー)像

正中頸のう胞 超音波(エコー)画像
正中頸のう胞 超音波(エコー)画像 ドプラー

正中頸のう胞の穿刺細胞診

正中頸のう胞

のう胞液中に、多数の泡沫細胞と一部扁平上皮を認めます。(写真:隈病院 第10回神戸甲状腺診断セミナーより提供)

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