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妊娠/授乳関連骨粗しょう症・出産後甲状腺炎と紛らわしい周産期心筋症   [甲状腺 専門医 橋本病 バセドウ病 超音波(エコー)検査の長崎甲状腺クリニック(大阪)]

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Summary

妊娠/授乳関連骨粗しょう症・出産後甲状腺炎と紛らわしい周産期心筋症を解説。周産期心筋症は心臓の病気のない女性が突然心不全おこします。異型プロラクチンが関与しブロモクリプチンなど抗プロラクチン療法の有効性が報告されます。

Key Words

妊娠/授乳関連骨粗しょう症,出産後甲状腺炎,周産期心筋症,心不全,甲状腺機能亢進症,バセドウ病,甲状腺機能低下症,異型プロラクチン,ブロモクリプチン,抗プロラクチン療法,甲状腺

妊娠/授乳関連骨粗しょう症

妊娠期は、妊婦と胎児の両方のカルシウムが必要となります。胎児に必要なカルシウムは25~30gといわれ、不足分は母親の骨からカルシウムが溶け出します。授乳中も同じです。

ほとんどは、妊娠期にカルシウムの吸収が良くなり、授乳期に一端、骨量は減少しますが、授乳終了後約6ヵ月で元に戻るとされます。

しかし、内科学会近畿地方会では、多発性脊椎圧迫骨折をおこした40歳女性のとんでもない妊娠/授乳関連骨粗しょう症が報告されており、一般的に言われている事は嘘っぱちのようです。(第207回近畿地方会:P122,多発性脊椎圧迫骨折を伴った妊娠および授乳関連骨粗鬆症の1例)

出産後甲状腺炎と紛らわしい周産期心筋症

出産後甲状腺炎と紛らわしい周産期心筋症は、出産後に心不全をおこし、甲状腺機能亢進症/バセドウ病甲状腺機能低下症による心不全(甲状腺心臓,サイロイドハート)との鑑別診断が必要です。

周産期(産褥)心筋症は、日本では2万分娩に1人の稀な病気です。周産期(産褥)心筋症は、心臓の病気のない女性が、妊娠から出産後に突然心不全をおこし、心エコーすると拡張型心筋症に似た心拡大と心収縮力低下を認める病気です。周産期心筋症は、母体死亡にもつながる危険な病気です。 

周産期心筋症の治療は、一般的な心不全と同じです。また、2007年、異型プロラクチンが発症に関与しているとの報告が出され、ブロモクリプチンなど抗プロラクチン療法の有効性が報告されています。(Am J Cardiol 2007;100:302-304.)

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